2002年 名旧会in九州
いつしか時は過ぎ去り 過去となり








2002/09/14〜16 4たび九州へ





あの頃に戻れたら、と思わなくもないが――――今は今で問題はなかったりもする。


思い起こせば99年の夏。かの地・福岡空港に降り立ち、生まれて初めて九州の地を踏みしめた。すぐさま向かった
幾多の名店 あれが消えこれが消え・・・ 観光地など訪れた記憶もないが、旧台と巡り合えた瞬間の事は
いまでも鮮明に思い出す事ができる。   一昨年からファイナルに定めていた「KING会館」も遂に消え、
さすがに続行も危ぶまれた九州ツアーではあった。何かが必要だった 刺激的な何かが しかし本来はありえない、のだが
―――そこが九州の凄さでありいまだ訪れていない名店の存在、いまだ心ときめかせる存在、九州の凄さであり―――


2002年9月。恒例の九州ツアーも4年目に突入。幾店かが消え、消沈しかけても尚残る名機達
99年に打ったのが最後のあの台が佐世保に残っている。この機を逃せば次はないやもしれぬ

羽田から4人(剣七、バケ、よっちー、BOB)が飛び立ち長崎空港入りの手筈。出迎えはおなじみ
愁&hidemameの両名。初めての土地、久しぶりの感覚。軽く目を瞑っていると、いつしか意識を失った―――


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Stage1 2002/09/14


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「おい剣。どうした?しっかりしろよ」
「あ・・・確か俺は・・・長崎空港へ・・・佐世保に・・・ってお前は?」
「どうしたんだよ剣。俺は・・・Kだ。それより、あの店だ。あそこに入ったんだ」
「なかなか綺麗な店じゃないか。・・・これがウィンクルか・・・フォーチュンワン2も併設か?」



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フォーチュンワン2(高砂・1.5号機) ウィンクル(高砂・2号機)



「U」のシールが剥がれたパネルには「Z」の文字。良くある「対策〜シール張っただけ」という奴らしい。

「剣。あの黒シャツに注意だ。奴は他人の台のカウントをほぼ完璧にこなしているぜ」
「俺的には、黄シャツのジジイが要警戒に見えるんだが・・・K。・・・あれはただのUZAか」
「そういうことだ。フォーチュンワンの特性上、全ての台の状況を知っていれば常勝は必至。吸い込み方式で
ある以上、追いと逃げのタイミングが重要だ。ともあれ目立たないように始めようか」
「ああ・・・」



しかしこいつはいい台だ。左リール上段にボーナス(7:星)を1コマでも引き込めば確定。それ以前に
メタルを投入した瞬間にパトライトが回転する完全先告知。常連も俺達も無論パト派。立ち打ちが定石だ。
今日はBIGにやや偏ってくれている(通常は1:1)。パト回転〜左下段に星をビタ押し。6コマ上の
7が激しく上段に落ちて来る瞬間が見たいのだ。常連の目が光る―――


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バケ@相方 99年のリベンジ(BIG引けず)完了 剣七・・・はいつも通り(?)



「さて、見せ場だな剣。あれを決めたら今日も美味い酒が飲めそうだ」
「勿論だ。フォーチュンワンの醍醐味と言えば1P連荘。メタルを1枚入れただけでパトが回転するからな」
「7にこしたことは無いが、バケでも十分だ。本来はあり得ない話だから、な」



フォーチュンの1P連とは即ち「1枚連荘」。誰が考えたかBIGボーナス消化中にボーナスを抽選させるとは。
恐らく消化中の吸い込み枚数が最浅のテーブルに到達すればボーナス成立なのだろう。ハッキリしたことは
解らない―――が全てを知るのも面白くない。試行錯誤の末、各自の結論に達すれば良いのだと思う。


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hidemame おなじみアックスボンバーガッツポーズ よっちーは念願の1枚入れ連荘達成



「じゃあ俺から行くぜ、K。ほいっと。―――回った!」
「さすがだな剣。じゃあ俺も―――残念。次に期待。」
「そんなもんだ。さてチェリー狙って・・・やった、777だな」
「みたいだな。でも2G目の斜め15枚は取っておいた方がいいぜ」
「当然・・・だな。」


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愁 いつも通りに1枚連荘 BOBは鬼引き 1枚連打×3回・・・とか





斜めBIVA揃い(成立後のパターン・ボーナス消化後2P目に必ず落ちる)・・・通常時も出ます



さて小箱も出来たようだ。そろそろ打ってみようか、あの台も。

「こいつがウィンクルか!K。噂の2号機。なんでもメタルの貯留機能があるとか。新機能満載らしいな」
「ああ。驚くなよ剣。小役の集中ってのがあってな。あとシングルボーナスも搭載。1Gのボーナスゲームだ」
「へえ・・・。パターン表には成立後っぽいのしかないな。この「?の後は要注意」ってのが気になる所だが」
「うん。ベルの後はフルーツの山のチャンス・・・だとさ。デジタルのインジケーターも鍵を握っていそうだな」

どうも中リールのボーナスがテンパイし難いようだ。中段は良く止まるが入ってはいない。たまに意味ありげに
滑ってテンパイするが入ってはいない。しかし中リールでブドウやリンゴがビタ止まると、必ず小役が揃う。
ベルや?絵柄(シングルボーナス)も同様だ。お互いシングルどまりだが、その後は何も起こらない。


「おいK。このベルは揃うぜ。確かに中がビタだったんだ」
「本当か?―――そう言えば中で小役がビタだった時は全て揃ったが・・・」
「ああ、間違いない。こいつは中リールの制御が全てと見た。・・・ベル揃ったぜ。フルーツの山・・・か?」
「何でも次プレーで抽選する2段階抽選らしいぜ。このインジケーターが点灯すると山に入ったって事らしい」
「成る程。そいつは粋なシステムじゃないか。―――左チェリー。来たぜK。これは光るな・・・」
「カチッ」微かに聞こえた気がした機械音 コングラッチュレイション。誇らしげに光るインジケーター。


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ベル6発でフルーツの山は1発。期待値通りと言えば聞こえは良いが・・・



後から聞いた話では、ベルは1/80程度。揃った次プレーで約1/6で抽選する。またボーナスの直後は
ベル確率がハネ上がるらしい。吸い込みは消えたが、このあたりでボーナスの連続性を作ろうとしている訳―――か。

「やっぱり強いな剣。―――ん?確かに今、上段の・・・」
「まさか・・・K。7がビタでテンパイしたのか?」
「気のせいかもしれん。一度ハズして再度。左上段に7。中上段に7を・・・あっ!」
「どうやら頂いたようだな。間違い無い、777、だぜ」


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愁、1?年振りのウィンクル実践に歓喜 BOB・・・は常に最強の男



しばしハズしているとパターン表のチェリー付きの目が出現。通常時にも出るが、連続しているので鉄板だろう。
上段に吸い付くように止まる7。右上がりに「揃うぞ」とばかりにテンパる7。等倍返しのパターン。やるね2号機。
フォーチュンワンかぶりつきで見向きもしない常連のオヤジが、ふと・・・

「おい、兄ちゃん達。7が見えないのか?右のインジケーターが流れてるだろ。4のとこ止めれば7で止まるけん。右端がベルだ」
「へえ、そんな機能もあるとね。でも俺達は7見えとるけんね、なあ剣」
「当然だKよ。サンクス常連のオッチャン。俺達には余裕。さて、そろそろ揃えとくとしようか?」

上段に美しく777。鳴り響くファンファーレ。メタル貯留機能のお陰で、手入れ消化しなくても良いのが素晴らしい。
いつしかもっと操作性が向上するのだろうか。液晶画面とか付いたりしてな・・・まあんなわけないか。
こいつもいつしか消えてゆき、打てなくなるのだろう。だが考えても仕方無い。目の前に台があり、打っている。それだけを考えればいい。


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よっちーは2連続ベルにもめげずフルーツの山 バケは楽し過ぎて既に泥酔状態・・・



やみくもに打っていると、幾度目かのシングルボーナスのJACゲームがハズれた。どうやらパターンの一環らしく、何らかの
フラグが成立した時に起こる現象だ。7かスイカ(バケ)かベルか。ベルにしてもフルーツの山への足がかりになるのだから侮れない。
777なら消化後に即ベル、フルーツの山―――やるじゃない、2号機。これから楽しい時代になりそうだ。いや、なると良いのだが。


「剣よ。こいつは楽しいな。だが―――」
「解ってる。フォーチュンを打ちてえんだろ?あのパトは何度回しても―――」
「ああ。最高だ。ウィンクルはこれからどんどん入るだろう。だが、フォーチュンは・・・」
「そうだな。もうだいぶ減ってるしな・・・。よし打つか!先に回した方が今日は奢り。K、どうよ?」
「乗った! 店は俺に任せろ、魚が美味い所知ってるぜ」
「激秀逸なパチンコ型スロットの後に大宴会・・・堪えられねえな・・・」


サクッと回して777、星を2回づつ追加。深い時は激深く、引く時は浅いとこでバンバン来る。
やっぱり吸い込みは、1.5号機は―――最高だ。






佐世保「銀馬車」 フォーチュンワン2

投資13本 BIG:6 REG:4(小箱x2)
ウィンクルへ
持ち玉移動 BIG:4 REG:4 FRUIT:1
再度フォーチュンワンへ
持ち玉移動 BIG:2 REG:2 ヤメ

BIG:12 REG:10 FRUIT:1 1287枚 ¥23400 収支:+10400


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GO Stage2




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