回胴戦記 '2002 


2002年02月
※1本=¥1000



2/2〜2/8

私は、パチンコ屋が好きだ―――――こんな物を書いている人間がパチ屋を嫌いな訳がないではないか。
10年前のあの時もそうだった。新装開店。流れる緊張感。ただ独り眺める天井。アナウンスと共に流れる軍艦マーチを
ひたすら待ち続ける。ビリビリ震えてくる身体。研ぎ澄まされる精神。

そんな昔を思い出しつつ、ジョン・F・ケネディ空港から帰国の途についた。瞼が重い・・・今月も色々とあった・・・

ともあれ私は今日も打つ。2月2日は土曜、珍しく朝から打たぬ土曜、それでも何かに惹かれたように「エルニド5(渋谷)」。
悪名高き「ボルニド」である、が故に回顧スロでもある。打てど靡(なび)かぬワードオブライツ、ふと大戦艦が拝みたい心境、
気付くと眼前にはマリーンバトル。いつもの展開、いつもの光景。妙に気持ちが安らいでいるのは気のせいだったろうか?
(−11000)

水曜日。2月6日はお馴染み「ガイア(渋谷)」。いよいよもって先日の「ハイパラ万枚」の写真が飾られている。
それを横目に座るは花火。荒い荒いと言われているが、データを見やれば 2000ゲームでBIG2回、風が吹いても良い頃合。
それにしても出来過ぎの3枚コイン投入〜左上段ドン、ハサんで小役ノーテン、中押せば枠上におわすは「切れ目の七」。
1本ならぬ3枚で七七七とは、まさか置き忘れではあるまいか?それでも然したる連打無く、小遣い程度の持ち帰り。(+13000)

明けて木曜・2月7日は「枠下青7」が拝みたくなり「エスパス(渋谷)」の クランキーコンテスト
我が台のDDT効果よりも、若人達のフラグ立て合戦が気になって仕方ない。スロを愉しむ方法は御存知の様子。暖かく
見守っていたいものだ・・・がトーンはも少し下げてもらえないだろうか、いや、ふと「旧台時の自分の姿」がダブって
苦笑せざるをえなかったのもまた事実。どうやら台もそう告げていたようで・・・(−10000)

2月8日の金曜日、これまた「ガイア(渋谷)」にて花火。これは流石に甘い発想であったようだ(−4000)。




2/9〜2/10

平日のWORKはソルトレイクシティ五輪の取材。カナダのホッケー代表とのスロ談議に花が咲く そりゃスゲェ(笑)
ようやくの週末。土曜日。2月9日は「探索日」にあてることにする。こと姐・バケ@相方・BOB氏らと赴く先は
ネットで調べた門前仲町である。下町=フリー打ち、ベース設定は 概ね甘い・・なる発想は今では通用しないのか?
それでも朝からゴルゴと格闘しているバケ&BOB。その頭上に詰まれたメタル、6枚交換故の優良設定がもたらす魔法。
私の狙いはサンダーV2。カスタマイズに心惹かれ、小一時間ほどで「スイカ& チェリー時以外は熱くない」なる
結論に達したのは単なるカスタマイズミスだけなのか?はたまた設定のなせる技か、引き弱のせいにするのも芸が無い。

どうやら店員が1枚がけやら変則押しやらで作成した「ゲチェナ」に誘われB-MAXへ。やはりガセ目なのは
言うまでも無かったのだが・・・何が幸いするか解らない、その購入した50枚のメタルで「ドリセブ目」が出現するのだから(!)
流れは完全に私、クレジットで連打するBIG。そして美麗目からのバケ。ハズシミスさえ無ければなどとは決して言うまい。残念ながら
飲まれて追う気も起きず、さも当然のようにゲッターマウスへ。これまた会心の1本釣り、見なれたパターンは
常に優しく心に響くのでありまして。中盤の狂ったような「BIGクレジット6連打」まで軽くカマして魅せるその秘めた破壊力。
本質をここまで捉えた回胴も今は少なくなりました。BIG以外の「何か」に頼らざるを得ない昨今、その思いは強くなるばかり。
(+6500)

この日は錦糸町のベンハーとも戯れてみた。吸い付くリール、LED点灯に払い出しの無いシングル・・・
それ即ち「何かの成立」を表す物也。これぞ究極の成せる技、昔の台も「なかなか」ですよ。皆様。(別計上)

明けて10日は日曜日。ラスベガス帰りの博徒を迎えるべく新宿は「本店」へ。一向に空く気配を見せないコンチネンタルを
「嬉しいけど悔しい」複雑な心境で眺めつつ、「ビッグスペース」にショバを移す。ふと気になったゴールド獣王
「必ず6を設置」してありこの客付きに「?」、しかし6らしき出玉は皆無・・・稼動がほとんど無い台をチョイスするのは
悲しい性でありましょうか。これまた事件である、お座り一発「3枚投入〜レバーON〜15枚告知」!微かに震える指で右リールを
停止すれば出目は「15枚役」。残るはサヴァンナ、な訳もない単なる15枚役。それでも10数プレー後に感じた「遅れ」に
おいてチェリー否定〜象否定。残るはBIG、やっぱりBIG。ハズレも引けぬままの退散に後ろ髪を引かれる思いでありまして。

なんの気なしに座った超リノ30。なんのこたない、ただメタルが大きいだけなのは当然か。本物でも打ちに逝こうか?
(−4000)




2/13〜2/21

フランスのパチスロットを考えるシンポジウムに参加。シャルル・ド・ゴール空港からAIR FRANCEに飛び乗り成田着んなもんあるか(笑)
気が付けばいつもの平日、水曜日。13日は何を考えたかスーパーピカゴロウなる台をば。異常な確率で当たるのは
単なる山佐マジックであったのか、この頃からストックを搭載しているのか・・・残りカスのような「B〜R〜R」の3連打の後に
待っているのは恐らく特大ハマリであったのだろう。どうやら感電死する前に退散したほうが賢明らしい。(−5000)

2月15日。「サイクロン(渋谷)」にて催された「回胴不法集会」・・・常に撤去と隣り合わせの「旧台打ち」の私としては
明日の栃木が「回胴訃報」でなければ良いのだが。ともあれマッパチによる「暫定ファイナルライブ」の完成度は流石の一言。
ひとしきり満足感に浸りつつ、打ち上げに参加出来ぬもどかしさを覚えつつ帰途につく。スキーは単なる名目に過ぎず、本題は
当然の如く「美原ホール(栃木)」・・・3ヶ月連続の偉業、待っているのはリバティベル3である故に。

ひさかたにアポロンとも格闘、ブッタカのリバベルも心置きなく堪能。思いがけず「店長スペシャル」まで頂いてしまう始末。
これだから旧台打ちはやめられない・・・常に別れと隣り合わせだからこそか。さて、次はいつ行こう(別計上)。

2月19日&20日はふとサイバードラゴンを。初日は「白鳥(三茶)」、翌日は「ガイア(渋谷)」である。
別に意味もないのだけれど。初日はなぜか「19時」に「朝イチ台」があったから。そりゃ気にもなるってもんで。
ようするに「店にやる気がない」から誰も打ってないんだろうけどもね。でも「麒麟」がフワフワしてたんで狙うとBIG。
なんか1本で60Gも回るし・・・やっぱ朝イチは美味しいのかね。多分違うね(当たり前)。アッと言う間に「赤玉時間」は
終了するも、150G程で「聞き慣れぬ音楽」が鳴る。それが生涯初の「ドラゴンミッション」であったとは―――――
気になるミッションは「これを見よ 15Pでリプ&龍&ベル」を 揃えろとか。無理難題とも思わぬが
楽勝でもなかろう、と思っている間に立直・・・当たり前のようにベルが残り、龍が揃えど揃うは龍。
青玉で良かった、と心底胸を撫で下ろした。(計−7000)

翌21日、やはりAタイプであろうとばかりにタイムクロスを「ガイア(渋谷)」で。これもまた1/200で当たっていた「はず」
だったのだ、が・・・。所変わればなんとやら、人が変われば台変わる。まさに豹変と言うに相応しい露骨なハマリ。それを
尻目にお座り即BIGのお隣さん・・・「国敗れて山河あり」、か(意味不明)(−15000)





2/23〜2/28

朝の日課は軽いジョグから始まる。およそ5キロのロードワーク。気さくなマスターの入れてくれるカフェ・オ・レに
小鳥の囀り。ふとした日常に感じるパリのエスプリ。日本では味わう事など出来はしない。そうかもな(笑)
しかし23日・土曜日。東北は秋田よりレト氏がやって来る。オバ氏&10ゴリ氏もやって来る。だとすれば迎える場所は
そう、「富士(通称動物園・新宿)」。打つのはアニマルリノだ。近場の秀逸店の一つである。

色々あって(省く)リノに腰を据える事にした。残念ながら、いかに台を動こうとも「音が出ない」・・・ノーマンボの
リノ。あの名曲「マンボNo.5」を奏でる事が出来ない・・・某氏は「鳴らす機会もないのでは?」なる微妙な言い回しを
もって小生の引き弱を指摘したようだ。が・・・意に背くかのように左・右でハサむのは7絵柄。かくなる上は、チェリー
上の7をアバウトに枠内に押すしかない。幻でも見ているかのように「$袋」が左上段に滑って来なければ「合格」である
ハズなのだが・・・。結果報告。$袋が揃った後に引いたBIG。終了後に小役フラッグが成立したのは10Gが過ぎたあたりか。
ようするに「失格」だったと言うことだ。都合B1R3、しかしレト氏ら3名の興は高まり、私が満足したのは言うまでもない。
(別計上)

夜半より某「兄」氏および「@破壊王」氏と某所で飲む。スロ話と言うよりは与太話(笑)。なんにせよ兄氏は
「相変わらず」だったとだけは言えようか(笑何が)。コンチ三昧も相変わらずの模様ですね。

ハードワーク続き。砂漠の様なハートを癒すのは・・・。27日・ウェンズディ。どうやら「アラジンA」なる極悪機が
ホーム「ガイア(渋谷)」にも来襲したらしい。ふらりと覗いてみるが、目立つのは頭上のカウンター「1867」程度。
これでは・・・とそこに獣王の末尾台。遊戯していたプレイヤーが5000枚程度を流さんとしている雰囲気。折角だ、と
タバコを投げ入れた。久々に打つ獣王、鍵を握っていたのはやはり「象」。いや、決して悪い意味で言っているのでは
なく・・・象が揃ってくれたお陰で、天井狙いと言う愚挙に走らずに済んだと思えば「象。ありがとう。」と呟くのも
悪いもんじゃない。言うなれば究極のプラス思考。何故ならば、これがもし1100Gとカウンターに
刻まれる頃の出来事だったとするならば、悲しみの涙を14000ガロン(2226000リットル)も流したことだろう。それを
思えば。しかし手元に残るのは、僅か120枚足らずのメタル。現実は厳しい・・・ものらしい。(-14000)






2月度成績: 2勝9敗(.181)納得 −50500円

2002年度トータル収支 +104000(6−14 .300)顔洗って出直せ。

(C)1998-2002 E-MAIL : ken777@k4.dion.ne.jp

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