回胴戦記 '2002 


2002年06月
※1本=¥1000
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6/1

神奈川某所で「荒くれ大戦」第二戦 その名も ビガー大会を開催。
愛と情熱と冷静のあいだに(どっかで聞いたような・・・)チェリー降臨を待つというスタイル。
いきなりの投資2本からのチェリ連―――当然ガセる―――しかし何だ!この充実感。
今ここにビガーがあり、ここで打てている奇跡、衝撃、感激―――ようやく引いた初当たりが「単発」で
あろうがなかろうが、先刻までのチェリー連発とうって変わって強烈なスベリを伴い枠下に消えて行った
あのBARは―――どこまで行くと言うのだろうか?そこでアメリカ国旗が揃ったとしても
落胆に沈んでいる間もなく訪れる「チェリー連」。種はあるにこしたことはない、が―――――

あの「枠下BARスベリ」からの中リールのズレ目(BIG確定)は、4号機ズレ目史上最高なのではないか?
素晴らしい事に、2発目のBIGは5連荘。参りました。完敗です。これほど美しい前兆目機は―――

拝啓 パル工業様 私は元気です ビガーもどこかで健在です お元気ですか? 共に幸あらんことを。
(別計上)




6/3

地元・IJOH(どこそれ)でマターリとコンドルを。ふと青テンが見たかっただけとも言うが
ともあれ7枚なんだから1以外入れろよと。しかも今日はイベントデー。女性には甘いようだが・・・
そして出ては沈みの繰り返し、1箱半流した台が気になって仕方ない。タイミング的にも今しかない。
そこで事態は急展開を見せるのだ!!!

それは史上稀に見る、戦慄走る凄い出目だった!!



括目せよ!!!






本日の究極出目



かい
てん
ちゅ〜

条件:左手にコイン一枚(台移動確約済)
KEN777(けん777:仮名)「参ったよ左さん。もう台移動確約取れてたんですよね〜〜〜」
左 戸也(ひだり・となり:本名)「確約ですか・・・(鼻血)」


確約はどこへやら、余りの衝撃に動揺を隠せない。周囲に激震が走った!
さも当然のように、満面の笑みを浮かべてビジ消化をする剣氏。泰然自若・・・素晴らしき哉人生。

とその時だった!まさか・・・そんなことって・・・・・!!??

信じられない事が起こる!!君は耐えられるか!!??



周囲も凍った、その出来事とは!!??






本日の至高の出目



かい
てん
ちゅ〜

条件:BIG終了後1プレー目(タバコ火付け中)
KEN777「凄いよ左さん。上段に7がテンパイすると揃いそうな気がするんですよ」
左 戸也 「そりゃまた安易な・・・(泥酔)」


B8R9で惜敗 (´∀`)
(-4000)




6/8

たまに無性に打ちたくなる「ドラム系デジパチ」。時短付きの「フィーバーギンガSP」は特に私が愛する機種。
皆が集結している町田の隣駅「成瀬」今だにそこにあると言う。探し続けてようやく、であった。
しかし本当にあるとは・・・。スロもかなりの品揃え「エニイセブン」に「フローズンナイツ」果ては
「ナースファンタジー」
!時が来たら打つ事もあろう。

液晶でもないその台は、演出が陳腐故の「発展した場合の熱さ」はかなりのもの。3台目が幸運にも
回り台であった為、上限は設けずに突込み確定。しかし・・・しかし7枚目の500円玉において
リーチ〜ロング〜手前で止まった瞬間に、あの「ジリジリアクション」はた目から見れば「狂気」としか
思えない私のリアクションがあったかは忘れたが、確かに眼前で揃っているノーマル絵柄。それは全く構わない。
何事があろうとも拝みたかった物が見れたのだから、それは全く構わない。

その後の「7、F、V」の「時短連発」、時短中の「1時間超ハマリ」は副産物に過ぎない。
閉店まで独り 時にはそんな事もある そんな日もある ―――そんな日ばかりでは困るけれども。
(別計上)




6/15〜17

沖縄・コザゲームコーナー。この世の楽園。夢のまた夢。天国であったかもしれない。
どうして、どうしてなぜもっと来れなかったのか、来れないのか、来ないのか―――――
人は言う「あの店は幻の店なのだ」と。夢の中に存在し、決して行く事は出来ない店なのだと。
そうかも知れぬ。きっと消滅した時に思う。「あれは夢だったのだ」と。「夢をありがとう」と。
わずか「2日」で「36止まり」―――そんな事はありえない、と。きっと幻想を見ていたのだ―――そうなのだ。
(別計上)




6/22、23

時は流れて6月22日。まさに当HP「FIREBIRD」創設四周年の日であった。苦節四年・・・
不埒な台を打つなど許せぬ日。では何を打つ。ツアー・・・は先週にコザに行ったばかりにて
よっちーとの長い打ち合わせに終止符「プレイガールクイーン」。集中機だな確かに(笑)。

某駅に降り立ち、店に辿りついたのは昼過ぎか。設置5台。当然のように誰もいない。さて
勝負―――即座にYの台に異変!右上がるは「77チェ」チェリーorプラムがボーナス代役となる
この台において最高級の出目。どうやらHIT、ただしバケ、問題無し、この熱さ、HEATUP。

かくなる私にも「バケ3発」そうか・・・。設定1のREG「1/862」BIGは「1/297」であったのは
四周年を盛り上げる為のほんのスパイスであったとは!台移動した台で私の目の前に現れたのは
右上がり「77BAR」無論、最高級出目、超エース級出目、中段(鉄板)の次に偉いその目は
儚くも「小役の取りこぼし」であったとは!凄い、凄過ぎる。何故ならば、小役(チェリorプラム)を
取りこぼしたとしても出現する出目は大したものではないのがほとんどであり、ただ通過するだけだった
ようするに「捨てゲーム」―――そのゲームが「BIG?REG!?(ほぼBIG)」と「掌に汗が滴り落ち」る程の
戦慄が脳裏をよぎるのだから。ノーフラグを確認した時に出た笑いは、決して自嘲ぎみの笑いではなかったと断言できる。

それ故に25本投資の末に奏でたファンファーレは、また一際美しかったのは言うまでもない。

BIG〜バケと繋がりストレート。次のコンテストでは「打ちこんでいないが為の出目演出」にとまどいつつも
新鮮な感動をいまだに与えてくれたことに感謝できたのも付け加えておかねばなるまい。

シメは新宿に舞い戻って「コンチネンタルI」であった。
この台も「こぼし」が全て。左チェリー狙いで成立の察知は容易になるものの、「刹那」の快感は乏しい。
要は「数少ないボーナスをいかに楽しむか」が主眼。もともと勝ち負けなど問題ではないのだから。

ならば1つのチェリー、ベル、オレンジ、全てを利用して愉しまなくてはならない。打つ意味もない。
だからこそ、「左上段BAR(枠上オレンジ)」からの中スベリ上段BARテンパイ、90%以上チェリーであろう
その目ですら・・・次プレー「チェ・BAR・青リンゴ」が出現し本来捨てゲームである筈の「4枚チェ」が
俄然意味を持って来る。中押してド真ん中にチェリーがいなかったあの瞬間の衝撃、想像するに余りあるのだ。

BIG1回REG1回。本来なら2度しか味わえなかった筈の思い、幾度となく味わいながら落胆するの繰り返し、
どちらが良いかは打つ人次第。後者が嫌ならせねば良い。前者が良いならすれば良い。ただそれだけの、事なのだ。
(−38000)

翌日もYと連れコンドル。物事は基本が第一。青テンは「罪」であるほどの衝撃を与えてくれるのだ。美麗そして優美。
しかしこの台を生かすも殺すも打ち方次第。台が持つ「幾千のパターン」の存在意義を問う。無駄な訳では決してない。
もちろん青テンは至福である。左上段コンドルからの美麗目も「パターンの基本」を思い出させてくれるもの。

しかし、この男―――「Y」はやはり只者では無かったのだ。なぜ中段リプレイテンパイで右ゲチェナ?しかも
BIG連発。青7赤7どちらでも落ちる。時にはリリスも持ってくる。上段に美麗に並ぶのは「青赤青」の
ドリセブ目
であり、スイカorベルを捨てているに他ならない。「何をそこまで?」といぶかしがる輩は
我々とは一生相容れる事は出来ないだろう。また、その必要もない。何も全ゲームそんな事をする訳でもない。
だが、時としてパターンは、そんな打ち方の時にこそ降臨すべきものだ。不思議な話だ。ファンタジーだ。

中段リリスなんて成立後に狙ったって決して出ない。中段スイカハズレだって、上段にコンドルを―――
ほんの、あと「ほんの1コマ」引き込むだけで良いはずだ、それを・・・「これみよがしに」中段にテンパイした
スイカ、40秒の刹那、意を決して右リールを隠して押す どうして右下段に止まる?
おそらく狙ったって止まらなかったはず。狙ってたら揃ってた気さえする。不思議だ、こんな台が造れるのに―――

何もかも失ったわけじゃなかった、俺には、まだ旧台がある―――それで充分と思えた。決して充分ではないのに。
(-11000)




6/28

負けて腹が立つスロは打たぬ。心に決めていた。数少ない「エンターティメントとしてのスロ」やっぱり
クランキーコンドルをIJOHで打つのだ。しょせんスロはギャンブル、損得でしか
打てぬのならば―――いや、それはそれで良いのだとも思う。でも、どうせなら、いや、なればこそ、だ。

なぜか上段青、中下段コンドル―――平凡な出目が眼前に連続する 立たぬフラグ はやらぬ気持ちに
ふっと囁きが聞こえた「カッコ悪いな、あんた」。Yか?それとも―――我に返る 違う、これは違う
求めていたのはこんなものだったのか? ・・・面白ぇ、やってやる。俺を誰だと思ってやがる
現金投資でありながら中リールを捨てる 数分後、背筋が 凍った 確かに これこそが―――

   

BIG確定
参ったな。こんな目を拝まされちゃあな。もう後は台への駄賃にくれてやる。さっさと飲み込んでくれ・・・
青テンは狙って出しちゃあいけねえってもんだろう。すると―――?


BIG確定
右リールの中段に赤7が止まった瞬間、確かに震えた 痺れた 脳裏に走る衝撃 これだ、これなんだ
THIS IS エンターティメント。しょせんは同じBIG、青テンで気付こうがチェリー付きの挟み目で気付こうが
全て同じ事? ―――そうではない、そうではなかった。その時のフラグは一瞬でも、残るのは「永遠の記憶」
通り過ぎて逝くだけなのか 何かを捨てて見返りを期待するわけじゃない でも確かに震えた これか―――?


BR共通
この目が目の前に現れた瞬間、確信に変わった「スロットはギャンブルに在らず 遊戯機であった」
となると獣王しかり、金太郎しかり はたまた一撃帝王も 忌まわしきミリオンゴッドさえも許す気になる
いや、許す許さないなどハナから存在しないもの 全ては遊戯者の胸先三寸 おのおのが 打ちたい台を
打ちたいように ただひたすら打つべし 他の何物でもない 見たい目を出すのも一興 出したいだけコインを出すのも
また一興 全てを肯定することはできないが、全てを否定する気にもならぬ ただ、俺はパターンが見たかった・・・

何かが壊れ、何かが生まれ 何かが終わり、何かが始まる。
(-1500)





6月度成績: 0勝4敗(.000) -53000円

2002年度トータル収支 +147000(24−38 .387)

(C)1998-2002 E-MAIL : ken777@k4.dion.ne.jp
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