剣七全国回胴道中記



プロローグ




遡る事、5年前。平成7年の夏・・・、私・剣7は、自身初となる旅打ちに出発した。
最初としては大掛かりな1週間のその旅は、私に大きなインパクトを与えた・・・「面白い!」(*´Д`)


その時は、北海道だった。その後、相方と共に名旧会を結成。当初はばけまっくす@相方とのわずか
二人だった旧台旅打ちも、次第にツアー参加者も増え、九州に赴いたり、年に数回催される事になって行った・・・


・・・それでも、心の中には、常に燻るものがあった。そう・・・旧台日本一周、まさにそれであったのだ。


西暦2000年、春。いよいよ三十路を目前に控えて、私は焦っていた。やるなら今しかない。だが、本当に可能なのか?
資金はまぁいいとして、問題はその他にも山積で。暇はあるのか?第一、同行者は・・・!?最悪単独で決行する覚悟はあったものの、
現実問題として耐えられるのだろうか?しかし逝きたい・・・ただひたすら逝きたい。全国の空を眺めたい。旧台を・・・


ひとつの懸念事項であった「暇」は、会社との契約が偶然切れる事を幸いに、半ば強引に休職願いを出し、あろうことか
それが受理された事でOKとなった。同行者は・・・。もちろんばけ@相方に白羽の矢を立てるも、彼には彼なりの生活が
あるので、どう考えても不可能。やはり単独か・・・。そんな矢先、よしまる@補佐と飲む機会があった。


その時、「こいつだったら暇・・・(自粛)」と閃いたのも事実だけれども、バリバリの4号機でシノいでいる彼が
こんな酔狂なムダ打ち旅に付き合うとも思えなかったのだった。

しかし私は切り出した。


「俺、旧台日本一周ツアーに出ようと思ってるんだよね〜〜。」


・・・意外な答えが返ってきた。


よしまる「アジっすか?俺も実は・・・」


...剣「は?(笑)」




あまりにも、あまりにもアッケなく同行者は決定した。彼も以前から全国一周の野望を抱いていてはいたものの、
さすがにそんなことに付き合う物好き、あまりにも物好きな奴はいないだろう・・・そう思っていたのだった。

あとはとんとん拍子に話しは進んだ。どうやって廻るか?資金の準備は?車は俺の車を・・・では他の情報を用意して・・・。




かくて平成12年・9月末。
我々KEN777&よしまるは、全国旧台行脚の旅に出発する事となった。まだ見ぬ旧台を夢見て。



剣7&よしまる

出発当日(2000/09/29)の二人。元気あるし、半袖だし・・・(遠い目)






巡業日記TOPNEXT「遥かなる遠き道のり」


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